入院中の母乳育児のポイント
欲しがるときに欲しがるだけ吸わせましょう
生まれた赤ちゃんに必要なことは、赤ちゃんが欲しがるときに、欲しがるだけ吸わせることです。
授乳回数は1日に8~12回、時には15回ほど吸うこともあります。頻回におっぱいを吸うことで母乳が作られるしくみになっているので、授乳回数が多いほど母乳はたくさん作られます。そのため乳房が張るまで待たずに、頻回に吸ってもらう必要があります。
赤ちゃんのおっぱいを欲しがるサインを見つけて、早めに吸わせてあげることがポイントです。
赤ちゃんが欲しがるサイン
- おっぱいを吸うようにロを動かす
- おっぱいを吸うときのような舌をたてる
- 手を口に持っていく
- すばやく目を動かす
- クーとかアーというような声を出す
- むずがる
赤ちゃんの胃の大きさはどれくらい?
赤ちゃんの胃の大きさは、生後24時間で5~7ml(ビー玉大,写真左)、生後3日で20ml~27ml(ピンポン玉大,写真中央)、生後10日目で60~80ml(鶏卵大,写真右)です。
赤ちゃんが少量ずつ母乳を短い間隔で欲しがるのは自然なことです。母乳は消化吸収がよく赤ちゃんの小さな胃の大きさに合わせた量が出るので、生後1~3日目は頻繁に飲みたがります。生後4~5日目になり1回に飲む量が増えてくると、授乳間隔は徐々に開いてくるでしょう。