当センターは、平成16年12月に旧国立大学病院では全国で初めて総合周産期母子医療センターとして認証され開設しました。徳島県の周産期医療ネットワークの基幹病院として、母胎および新生児搬送を24時間態勢で受け付けています。

看護の特徴として、重症度の高い妊産婦や新生児を集中管理し、救急や急変対応ができること、また、妊産婦と新生児の状況に応じて、妊娠期から産後1ヵ月、外来受診時から入院・退院後まで、必要な支援が受けられるよう多職種や地域との連携をしています。なかでも妊娠中期からのメンタルヘルス支援では、産科だけでなく精神科やソーシャルワーカーと協働して取り組んでいます。

また、当センターでは、医療設備の整った病院内での安全性の高い「分娩」と、日本に古くからある助産院や自宅での自然でアットホームな「お産」のよさという両者を備えた院内助産システムとして『ひなた』を開設しています。妊産婦の意向を尊重し、安全・安心で快適な妊娠・分娩・産後を過ごせるようサポートしています